ご挨拶

日々忙しいときに ”ちょっとした話" でヒートアップした頭をリフレッシュさせてはいかがでしょう

●○ バーチャル、仮想、そして妄想 ○●

先日、以前録画していた「爆笑問題のニッポンの教養『現実ヲ拡張セヨ』」を見た。AR(augmented reality)、「拡張現実」を研究する東大工学部電子情報学の苗村健准教授が登場。バーチャルとは何かを語っていた。苗村教授が、「バーチャルって言うのは、ウソって言う意味じゃなくて本質って言う意味」と述べると、次のシーンではvirtualという言葉の解説が画面に出てきた。

 

【形容詞】@名目上はそうではないが実質上の、事実上の、実際(上)の

 

なるほど。つまり、virtualの訳語、「仮想の」っていうのは正しい訳ではないのかも知れない。早速、オンラインの語源辞書を引いてみた。virtualはvirtueから来ており、virtueの元々の意味は男らしさ、とある。

 

ここからはこちらの勝手な想像(妄想?)。

「男らしさ」からどうやって「名目上はそうではないが実質上の」という意味が生まれてきたのか。巧言令色ではない、やるときはやる男、ぱっと見そうでもないんだけど、実際はできるやつ、みたいなイメージがvirtualと結びついたのだろうか?

 

見た目は一つのサーバなんだけど、「実質上の」複数サーバ。これがvirtual serverの本来的(英語が喚起している)イメージ?

 

「仮想化」と「virtual」は言葉としては、かなり違った意味を内包しているようだ。

 

Virtualの英語本来の意味、訳としての妥当性はさておき、「仮想」という言葉には想像をかき立てられるものがある。「仮想化」は、J-SOX、グリーン、などの言葉に替わってIT業界の化学調味料(どんな「お料理」にも加えられる、という意味で)になっている。

 

他業界同様、不況にあえぐIT業界を賑わせているという意味では重宝な言葉であるのは確かだ。仮想的な賑わいがvirtualな賑わいに変容していくことを願ってやまない。

 

株式会社マトカテクノロジー
池田 孝

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